宵空で接近した金星と木星2026/06/11

20260610宵の金星・木星・水星
昨日は金星と木星の最接近日。4:39JSTに離角が最小1.607°(日本経緯度原点計算)になったはずです。もちろんこの時間は天体が昇っていませんが、晴れていたら9時ごろには青空の中で見えていたはずです。宵空で楽しむには9日か10日が近い状態で、9日のほうがわずかに近い両星を楽しめたでしょう。当地だけでなく全国的に天気が不安定で、ネット上では9日よりも10日の画像が多かったようです。

当地は昼過ぎまで曇り空でした。午後は青空+雲多めだったので、過剰な期待をせず宵まで待ちました。薄暗くなったころ雲越しに金星が見え始まったので、粘りに粘って観察&撮影しました。それが左上画像です。水星も低空の雲の動きで時々姿を現してくれました。前日は皆曇だったので幸運でした。

2000年以降を振り返ってみると、きちんと観察できた金星と木星の接近は数えるほどもなく、鮮明に思い出せるのは2004年11月5日明け方のみ。このときは前後の日々も晴れたので惑星の動きを追うことができました。接近当日は晴れなかったけれど前の日まで毎日追いかけられたこともあります。平均すると1年1回程度起こっているのに、快晴で観察できることはなかなかないのですね。どんな天文現象にも言えることではありますが…。次回は2028年11月10日明け方。今回の半分未満まで接近します。晴れると良いですね。

今日の太陽2026/06/11

20260611太陽
昨夕は金星と木星の接近が見えたものの、その後はずっと曇り。朝から少し回復し、10分ほど太陽を観ていたらまた曇ってしまいました。本日6:14JST、暦の上では雑節の「入梅」を迎えました。

20260611太陽リム
左は8:10過ぎの太陽。左半球の活動領域14465はかなり広範囲に広がっているのが分かります。南半球の14464は中央子午線を越しました。左上と右下リムの大きなプロミネンスは今日も健在。左下のダークフィラメントはもう少しで光球外へ姿を現しそう。